虐待について

ヘルパー研修会及び勉強会R.03.02

虐待類型にあてはまらないケースや、グレーゾーンの不適切な介護もあり、高齢者の尊厳が損なわれているのも現実です。私達従事者が気付きにくく発見が遅れてしまう例も少なくありません。日々行っているケアを振り返り、日頃から常に虐待に注意して介護を行うことが大切だと思います。今一度、「虐待」について勉強していきたいと思います。

一言で〝虐待″といっても様々な形態があり、主に5つに分類されます。
①身体的虐待
・暴力的行為により身体に傷やアザ・痛みを与えること。
・縛り付けたり等により身体の動きを抑制すること。
②性的虐待
・本人との同意が形成されていないあらゆる形態の性的な行為・強要。
・わいせつな言葉を発すること。
③経済的虐待
・本人の合意なしに財産・金銭を利用すること。
・本人の希望する金銭の使用を理由なく制限すること。
④心理的虐待
・脅しや侮辱などの言語や、威圧的な態度・無視・嫌がらせ等によって、精神的・情緒的苦痛を与えること。
⑤ネグレクト(放棄・放置)
意図的かどうかを問わず、介護や生活の世話を行っている家族がそれを放棄または放置をし、生活環境や身体・精神状態を悪化させていること。
たとえば・・・
■移動支援のガイド中…何度もご利用者さまが急に走り出して しまう。見失うリスクが高いので腕にひもを縛って走れない ようにした。■
これは身体的虐待です。安全のために行う身体拘束であっても緊急やむを得ない場合以外は禁止されています。

■訪問介護活動中、認知症のご利用者様に何度も同じことを 言われた。「何度同じことを聞くの!」「もういい加減にして!」 と大きな声で怒った。■
■排泄の失敗が多いご利用者様に「また失敗したの?」「なんで もっと早く言えないの?」と周りに人がいるなかで叱責した。■
こちらは心理的虐待です。相手の立場になったとき「どんな 気持ちになるか?」を想像し、個人を尊重した言動で接する ことが大切です。
■食事介助をした後、口元が汚れた。よだれもあったが首元にタオルが掛けてあるので大丈夫だと思い放置した。■
これはネグレクトにあたります。水分や食事を与えない・ 必要なサービスや介護をせず劣悪な環境のなかで生活をさせる なども含まれます。
〝虐待″には、明らかな暴力的な行為だけではなく、声掛けや態度による心理的虐待や適切なケアをせずに放置するネグレクトなども含まれます。
また虐待している人に自覚がないことも多く、『トイレ回数が多いから水分を飲ませないようにしよう…』等、無自覚に行い、体調を崩して危険な状態に陥るケースもあります。

〝虐待″とは障がい・介護問わず、人としての尊厳を傷つける行為です。

〝虐待″が疑われるような場面に遭遇した際には、事務所へ報告・相談のご連絡をお願い致します。

どんな言葉・行動によって相手を傷つけてしまうのかを再確認し ご利用者さまに寄り添ったケアを提供して頂けましたら幸いです。

活動時の身だしなみ
日々チェックを行い、『普段の心がけ』にお役立てください。
■清潔感のある装い■ ・マスク装着 ・髪が長ければ後ろで束ねる ・ポロシャツ ・チノパンなど、体にフィットしていて動きやすい服装 ・爪は短く、マニキュア等は、肌色に近い派手でないもの。 ・スニーカーまたはスリッポンなどの動きやすい靴
他にも・・・
・前髪などで目が隠れない髪型 ・口臭エチケット ・移動支援の際には名札装着 ・居宅訪問の際には、●エプロン ●タオル ●スリッパ ●三角巾を忘れずに持っていきましょう
■清潔感のない装い■ ・サングラス ・スカートまたはデニム・半ズボン ・ボタン・ファスナー付きのTシャツ ・全身が黒の服装 ・よごれやシワだらけの洋服 ・サンダルやヒール、かかとのない靴 ・ひげ ・きつい香水 ・アクセサリー ・奇抜なヘアカラーまたは髪型 ・タトゥーや入れ墨 ・胸ポケットにペンは×
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コロナ渦の中、いつも活動にご協力頂き、ありがとうございます。ワクチン接種まで準備が進められている状況ではありますが、医療機関の負担軽減のため、自分自身、家族のため引き続き感染防止対策にご協力お願い致します。
お知らせにて、ケアウイング導入をお伝えしておりました通り、ペーパーレス化でデジタル化の取り組みへと引き継ぎを行っていきます。環境問題への取り組みや、業務効率を高める効果などの課題を解決するきっかけにもなります。ヘルパーの皆様には完全にデジタルデータ化するまでには紙とデータの併用になりますが、切り替えのサポートを訪問介護全員で行って行きますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。何かありましたら、お気軽にご相談ください。